チノー

チノーの特徴

株式会社チノーは東京都板橋区に本社があり、「温度」を中心とし、計測・制御・監視のためのソリューション・システムの提供を行う企業です。製品群には温度センサや放射温度計、温度校正装置、データロガー、ガスセンサ、コンプレッサ性能試験装置などがあり、半導体・鉄鋼・自動車・医薬・食品など、さまざまな分野にて活用できる製品を提供しています。

またサービス面が充実していることも特徴のひとつで、校正試験に関しては「JCSS校正試験」「出張校正サービス」「チノー校正試験」と3つのサービスが取り揃えられています。これらの校正サービスにおいては、委託サービスマンが試験の現地に出向き、計測機器・調節計・記録計の点検サービスを実施します。

さらに展示会への出品やセミナーの開催を実施するなど、データインテグリティ関連以外でもさまざまな活動を行っている企業です。

チノーが誇る主なシステム・ソリューション

CISAS/ER

「CISAS/ER」は、株式会社チノーが提供するパッケージソフトウェアの名称です。データインテグリティへの対応をサポートする目的があり、記録したデータをコンピュータにて一元管理し、「FEA 21 CFR Part11」が求める内容にしたがった電子記録を残せる製品です。

株式会社チノーが提供する「KR2000/KR3000シリーズ」「無線ロガーMD8000シリーズ」のデータ管理に対応しており、「CISAS/V4」の接続対応機器データの管理にも利用可能です。

データ閲覧や使い勝手の良さに優れるだけでなく、操作が監査証跡に記録されるなど、Part11対応のセキュリティ機能を要しています。記録はSQL Serverに保存されますが、ユーザIDとパスワードを入力できるユーザのみログインできるため、不正アクセスの不安も軽減されます。

管理・セキュリティ方法において性能は高いものの、低コストで導入可能で、エンジニアリングや導入のコストや工数低減にも役立つソリューションです。

Part11対応可能製品の展開

株式会社チノーでは、無線ロガー・グラフィックレコーダ・電子記録管理パッケージソフト・JCSS校正試験・出張点検校正サービスにおいてPart11に対応する製品が準備されています。バリデーション・キャリブレーションをスムーズに行なえ、完全性の高いデータを残せるはずです。

またグラフィックレコーダにおいては、CISASシリーズとの併用により、記録計としての構築もできます。

医薬品製造現場における
データインテグリティ
対応のポイント

導入事例

具体的な導入事例は見つかりませんでしたが、株式会社チノーでは展示会や小間内セミナーを定期的に開催しており、その中でデータインテグリティに対応した製品の動向などを紹介しています(※)。もちろんその他のシステム・ソリューションの展示・紹介も実施しており、株式会社チノーのサービスを利用している企業も多いと考えられます。

(※)参照元:株式会社チノー公式HP(https://www.chino.co.jp/category/exhibitions/2023exhibitions/)

チノーの会社概要

社名株式会社チノー
所在地東京都板橋区熊野町32-8
URLhttps://www.chino.co.jp
「なぜ、データインテグリティ対応が難しいのか?有効な現実解とは」を⾒る 「なぜ、データインテグリティ対応が難しいのか?有効な現実解とは」を⾒る