ディビイはデータ活用・データ解析に関連する開発基盤を有する事業者です。自社のソリューションで、高難易度NPL課題と向き合うクライアントをサポートしています。具体的には、データ活用ソリューション・NLPソリューション・ITインフラソリューションなどを提供しています。例えば、NLPソリューションでは、自然言語処理とAI技術を組み合わせて、文書データ検索・誤記検出・校正業務などのサポートを行っています。
自社の技術力を生かして、さまざまな製品を開発している点も見逃せません。具体的には、「rodanius for Knowledge」「rodanius for Pharma」「QCDox」などの製品を扱っています。「rodanius」は同社が開発した自然言語処理解析基盤です。「rodanius for Knowledge」は自然文を理解できる社内文書向けの検索エンジン、「rodanius for Pharma」は医薬製薬業界を対象とする文書突合・正誤判定ツール、「QCDox」は「rodanius for Pharma」のクラウド版といえるでしょう。
ディビイは、データインテグリティ・QCチェック作業の負担軽減を目指せる製薬会社向け文書チェックツール「rodanius for Pharma」を展開しています。
特徴は、医薬製薬業界に特化していることとQCチェックにAIを活用できることです。具体的には、文書間齟齬の自動検索などの機能を備えています。根拠文書と現文書を照らし合わせて、引用箇所・影響箇所、不一致箇所の抽出などを行えます。
例えば、文書間齟齬検索で表記ゆれ候補を提示させることなども可能です。再学習を繰り返すことで精度向上を図れる点やユーザー・ファイルを一元管理できる点も見逃せません。
対応として「GMP(申請承認書・製品標準書など)」「GCP(治験実施計画書・治験総括報告書など)」「GLP(安全性試験調査申請書・標準操作手順書など)」「治験実施計画書・治験総括報告書(品質標準書・品質管理業務手順書など)」の関連文書などがあげられています。
製薬会社からの要望を受けて開発された「rodanius for Pharma」のクラウド版です。参照資料・参照箇所の特定、文書間齟齬・転記ミスのチェックなどを行えます。クラウド版にしたことで導入コストや導入負荷を軽減している点が特徴です。導入や運用について相談できるコンサルティングメニューも用意しています。
そもそも
データインテグリティとは?
DI対応の基本と要点を確認
薬事申請書類のドラフト作成にQCDoxを活用した事例です。クライアントは、ドラフト作成後の原文書照合と2次チェックに時間がかかる点に課題を感じていました。時間がかかる理由は、原文書を自分で作成していないためです。以上の課題をクリアするためQCDoxを導入しました。
導入後は、原文書から該当箇所を見つける時間を短縮することに成功しています。また、1次チェックで該当箇所がリンクされるため、2次チェックにかかる時間も短縮できました。原文書照合と2次チェックの負担は軽減しています。
社名 | 株式会社ディビイ |
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所在地 | 大阪府大阪市北区角田町1番12号 阪急ファイブアネックスビル |
URL | https://d-be.co.jp/ |