日本分光は昭和33年に創立された企業で、もとは東京教育大学工学研究所の赤外分光光度計の開発研究成果を企業としたものです。そのため創立されて依頼、光分析機器の開発・製造・販売を主要事業としてきました。
「科学者が科学者に奉仕する」ことをモットーとしており、科学技術発展のためのソリューションを提供する企業です。
社団法人日本分析機器工業会・日本科学機器協会からは、分析領域における文化的遺産だとして、日本分光の赤外分光光度計や旋光分散計、回折格子赤外分光光度計などが「分析機器・科学機器遺産」として認定された経歴もあります(※)。
そして2023年8月現時点でも、光分析機器、HPLC超臨界流体システム、試験・検査機器の3つの分野にて優れた製品を提供しています。
ChromNAV CFR Ver.2には、「電子署名」「履歴追跡」「階層別ユーザー権限設定」の3つの主要機能が備わっています。セキュリティーやアプリケーション、システムログの自動記録も可能です。
アクセスレベルは4種類が用意されており、レベルによるアクセス権限のコントロールにも対応します。ユーザー権限はカスタマイズも可能であるため、自社に適したシステムとして構築していくことも容易です。
その他、アカウントとパスワードによるアクセス制限もかけられ、外部からの記録の追加・削除もできない仕様になっているため、データをよりセキュアに扱うために役立ちます。
ChromNAV CFR Ver.2と共通するデータ解析機能を持つシステムとして、「ChromNAV Ver.2」も提供されています。ChromNAV Ver.2はクロマトグラフィーデータシステムであり、直感的で操作しやすいことが特徴です。
測定方法はさまざまに用意されており、用途に適した方法を選べます。測定中のスペクトルスキャンやグラジエントプログラム変更が可能で、測定が終わった後は自動的に印刷されたり、装置の電源がオフになったりとオペレーションを快適にするサポートが充実していることも魅力です。
またクロマトグラム解析においては、ピーク検出・同定・定量を一括処理できるなど、解析に役立つ機能が豊富に搭載されています。
そもそも
データインテグリティとは?
DI対応の基本と要点を確認
具体的な導入事例は見つかりませんでしたが、日本分光では定期的に展示会や学会に参加しています(※1)。日本分光のFTIR・HPLCをさらに有効活用するためのセミナーも定期開催しているとのことで(※2)、日本分光のデータインテグリティシステムに触れられる機会も用意されているはずです。
日本分光のデータインテグリティにご興味のある方は、日本分光が参加する展示会や学会、主催のセミナーに参加してみてください。
社名 | 日本分光株式会社 |
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所在地 | 東京都八王子市石川町2967-5 |
URL | https://www.jasco.co.jp/jpn/home/index.html |