アズビル

アズビルの特徴

アズビルはかつて山武商会として1906年に創業し、2012年4月には株式会社山武から現在のアズビル株式会社へ社名を変更して事業を継続している企業です。また、現在のアズビルの基盤事業である制御システムや各種センサの医薬・医療品産業向けのソリューションとして、研究開発から実際の製造段階に至るまでトータルの支援を行う事業展開を行っており、クライアントが抱える様々な事業課題へ取り組んでいることも見逃せません。

また、AIやビッグデータ、IoTなども活用しつつ、厳格化傾向にある法規制にも対応できるよう、各種製品の提供だけでなく専門家による業界向けのコンサルティングサービスや校正サービスまで展開していることは重要です。

アズビルが誇る主なシステム・ソリューション

医薬品市場向けMES「Pharmanage」

原薬製造や製剤、包装といった医薬品製造における各工程を一元管理する統合型医薬品MESパッケージです。ERPの入荷予定データから各種情報を展開して確認と登録を行い、現品へ貼り付けるラベルの印字なども行います。また、製造管理ではあらかじめ用意されている日程計画から製造指図を作成し、データの管理や記録、承認などもまとめてカバーします。なお、指図承認や記録承認は複数段階で実施できる上、マスター登録によって選択可能です。

工程管理や在庫管理などもマスター登録されている作業ガイドにもとづいて支援し、各段階の情報を正しく記録して搬送管理や品質管理へ接続します。その他、ERP通信やLIMS通信、CSV送受信など外部システムとの通信・連携も可能です。

医薬品・医療機器産業向けQMSパッケージ「MasterControl」

医療業界や医薬品製造業界において、日常の業務やプロセスを電子化して、各項目の隙間をシステムによって連結することで業務の流れをスムーズにしていくソリューションです。品質文書やマニュアルは規定に従ってアクセスを制御し、改訂版や刷新があれば適切に反映します。また各文書に則った教育プロセスが計画通りに実施されているか、習熟度を記録しつつフォローアップ体制を構築することもポオイントです。

社内外における品質監査と監査結果に応じたトラッキング、さらに定期的なリスクアセスメントによって環境変化に合わせた判断基準の見直しを適宜行えることも重要です。

トラブルの発生頻度や対応の状況など、現状把握に必要な情報が自動的に共有されることも見逃せません。

医薬品製造現場における
データインテグリティ
対応のポイント

アズビルの事例

製造現場のシステム化とオートメーション化

大塚製薬の中核生産拠点である徳島板野工場において、アズビルの医薬品MESパッケージ「PharmanageIII」が導入されています。MESとLIMS、ERPなどの連携をシステムによって最適化し、製造機器をネットワークに組み込むことで工程のオートメーション化を拡張しました。また、製造指図書や製造記録書についても紙ベースからの脱却を促進し、電子化を実現することで、現場作業の効率化や品質向上に関する取り組みの達成度をさらに高めています。

グローバルスタンダードの文書電子化と品質管理体制が実現

バイオ技術を活用し、医薬品の製造から販売までワンストップサービスで提供するJCRファーマでは、事業規模の拡大に伴って業務のグローバル化と、世界基準での品質管理体制の構築が重要な課題でした。そこでJCRファーマでは世界規模で使用されているアズビルの「MasterControl」を活用して、文書の電子化を進めると共に、グローバルスタンダードの品質マネジメントやデータインテグリティへの対応を実現させています。

アズビルの会社概要

社名アズビル株式会社
所在地東京都千代田区丸の内2-7-3 東京ビル
URLhttps://www.azbil.com/
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