電気工事や監視システム、自動制御装置などのメーカーとして事業を行っている朋電舎では、医薬品及び化粧品製造業界に特化したシステム開発部門としてISD事業部を設置しています。同社のISD事業部では医薬品・化粧品業界に関する法令・省令に遵守したシステム開発を行っており、業界標準を目指しながらデータインテグリティにも対応した自社開発パッケージ製品を展開しています。
また、クライアントのニーズに合わせて企画や要件定義の段階からシステム開発をリードしつつ、FA制御を担当するSE事業部と協力して、現場の製造設備と連携したデータ収集システムや工程管理システムといった様々なオリジナルシステムの開発もアウトソーシング可能です。
医薬品製造や化粧品製造における品質マネジメント業務を一元管理するため、メインとなる業務の標準化によってルーチンワークを構成し、さらに安定性試験や参考品管理といった種々のニーズもトータルでカバーする管理システムです。
収集した各種データは、あらかじめ項目として登録した情報にもとづいて速やかに検索可能であり、解析データはトレンドグラフやヒストグラムなどを用いて解析した上で年次評価や月次評価としてまとめられます。また、監査証跡についても登録・修正・削除といった操作履歴をまとめてチェックすることが可能であり、必要に応じて任意のデータを選択して外部出力し、信頼性のある資料やデータとして提出・活用することができます。
医薬品・化粧品製造の工程において、日常的に行われている指図秤量作業について、必要な機能・システムの一式をパッケージ化したマネジメントシステムです。
原料の在庫管理はもちろん、製造品目指示や処方の展開、原料ロット指示、指図量の指示など様々な項目を一元管理することができます。また、投入チェックや秤両記録印字、製造記録印字なども一括で実行できる上、バーコードの読み取りやGMP工場の運用や法令などに適合した各種帳票も発行できるため、通常業務におけるヒューマンエラーを防止して作業を進めやすくなるだけでなく、データインテグリティとして重要なデータの信用性維持やデータの安全管理についても考慮されていることが重要です。
1893年創業の薬剤メーカーである株式会社ツムラでは、86台のHPLCを始めとしてGCやGCMS、LCMSといった様々な分析機器(計156台)を朋電舎の「Expert LiMS」によって一元管理し、品質管理部門の業務の安定化を支える土台として活用しています。
導入前には複数の企業や製品の比較検討が行われましたが、製品性能はもちろん、クライアントの反応をきちんと確認してくれる誠実さが朋電舎を選ぶ決め手になったそうです。
データインテグリティの不備による
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社名 | 株式会社朋電舎 |
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所在地 | 静岡県焼津市越後島357番地 |
URL | http://www.hodensha.co.jp/ |