島津製作所は京都府京都市に本社をおき、分光計測機器や医用画像診断機器、真空/産業機械、油圧機器などを提供しています。人の健康と社会の安心・安全とともに、産業の発展を目指すことをモットーとする企業です。
2023年7月現時点で、日本全国に支社・支店・営業所を持つほか、国外にもグループ会社を持つなど(※1)、グローバルに活躍しています。
また積極的に次世代製品の研究・開発を行っており、AI・IoT・ロボティクスなどを活用した製品の開発を行うとともに、先端分析や革新バイオ、脳五感などの技術を基盤とする機器制御設計・システム統合領域の研究も実施しているとのことです。
島津製作所では分光高度計のデータインテグリティを強化する目的において、データインテグリティとレポートのセットである「LabSolutions レポートセット」を提供しています。ソフトウェアに記録されている操作情報や設定を収集し、レポーティングする機能です。電子書籍のように冊子としてまとめられるため操作が簡単で、内容を確認しやすいことが強みとなります。
オプションとしてデータインテグリティ対応において不正が行われていないことを提示できる、分析シーケンスも提供しています。島津製作所の分析シーケンスでは、分光光度計に分析シーケンスの概念を導入して、試験指図書やSOPによってシーケンスを組み、分析を進め、データのレポートセットによって照査するワークフローを組み立てています。
LabSolutions レポートセットに分析シーケンスを導入することにより、データインテグリティ要件を満たしながら、さらに確実な運用を目指せるはずです。
島津製作所では分光光度計だけでなく、赤外顕微鏡のデータインテグリティにも対応しています。こちらのオプションではありますが、赤外顕微鏡の制御からデータの解析まで行え、AIMsolution DB/CSで取得したデータはLabSolutions IRへと送られてデータベースに登録されるため、測定結果による解析をLabSolutions IRで行えるのが特徴です。
そもそも
データインテグリティとは?
DI対応の基本と要点を確認
データインテグリティの具体的な導入事例は見つかりませんでしたが、島津製作所のシステムは日本だけでなく世界各国で導入されています。分光光度計の導入事例によると、ドイツ・ボホルトに本社を持つ企業により導入されており、プラスチックの定性分析や異物解析のために活用されているとのことです。
同社では島津ヨーロッパとの協働関係にいたったことから分析アプリケーションの開発が行われました。自然環境におけるプラスチックの毒性リスク理解に繋がっていくと考えているそうです。
社名 | 株式会社 島津製作所 |
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所在地 | 京都府京都市中京区西ノ京桑原町1番地 |
URL | https://www.shimadzu.co.jp |